羅漢果商品 品質内容の判断ポイント

*   私共は平成5年より、羅漢果の研究開発に日々努力してまいりました。特に日本と著しく商慣習や国民性が違う中国の原料である為、その品質内容に関して多大な努力と経費をかけております。

 現地では特に、日本人であるという意味では反日感情もありました。従来の日本企業の様に、一時的な大量買付けをして、その後全く取引もフォローもしないのではないか、という認識も多く、本当に良い品質を入手する為には最低3年、継続した商品の仕入れと人間的な信用を築かなければ認めてもらえない、という現実を体験してきました。それは取引内容が、自動車であろうが、鉄鋼であろうが全て同じで、中国ビジネスに詳しいお客様からは、この事をズバリ指摘、質問されます。

 また、日本国内で商品として販売する以上、中国商品を輸入して、そのまま袋詰め販売する事はとても危険です。過去に多くの商品がこのやりかたで事故を起こしています。その為私共では、自社にて原料の最終仕上げ、品質管理、検品、発送まで全て行っております。しかし、世の中では、大変残念な事に、このような細かく、手間と労力のかかる作業一切を全て外注し、目に触れるパッケージ写真や広告で飾り立て、一番重要である、私共が行っているような、いわゆる裏方の作業を行っていない商品が、大量に出回り始めました。

 ですが、いくら写真や文章による演出をしても、羅漢果は「味」で100%品質の違いを判断できます。その具体的な判断基準を教えてほしいとのご要望が多いことや、私共と過去に取り引きのあった商社、問屋系の会社が、わずか数ヶ月で類似品を、目先の売上のみを優先して販売したこともあり、私共の考える品質管理の基準を公開することとなりました。
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2 本来の飲み方である「らかんか茶」として美味しいかどうか。
(羅漢果の果実の品質で味も変わります。)
 
羅漢果の果実も、果物や野菜と同じように等級があります。等級により甘味や香りが違います。
羅漢果の場合、等級の良いものからL玉特級、L玉、M玉、S玉と分けられます。
らかんかこうぼうの場合
羅漢果の果実、L玉クラス以上を通常の5倍、原液に使用しています。味は黒砂糖の様な、素朴な自然の甘さで、後味はさっぱり、甘さが残りません。また、果実の熟成度が高い為、顆粒をお湯で溶かした時に、コップの内側にアクの泡が付着したり、変な後味の甘さがせず果実の粉がコップの底に残りません。
羅漢果の果実の最も等級の低いS玉を、通常の濃度で原液に使用した場合
元来、S玉の果実は熟成不良の果実の為、廃棄処分する等級です。
従って渋みが強く、果実本来の甘さが不十分の為、ショ糖や果糖と言った甘さの強い糖分を加えないと、苦くて、かなり飲みづらいものとなります。ですから、このタイプの顆粒は表示が98%の純度であっても、実際は50〜70%が羅漢果で、残りはいわゆる糖分を加えている場合が大半です。


4 商品製造上の品質管理をどこまで販売会社が責任管理しているか。
 
ご承知のように、中国商品に対する消費者の不信感は根強いものがあります。やはり最低限必ず、日本側で販売・責任を負う企業が、100%自社管理した品質が望ましいと思います。
見分け方としては、商品表示の製造者名をチェックしてください。もし、「○○食品MT」と表示があれば、「○○食品」は「MT」という会社に袋詰め作業を外注していることになります。「MT」は、固有製造者記号にあたり、実際に袋詰め作業をする会社を指します。つまり「小売店→問屋→○○食品→MTという作業会社」という流れの商品管理になります。この場合「MT」という作業会社がどこまで品質管理をしているのか不明ですし、少なくとも問屋及び総販売元は商品の最終作業、検品には直接関わっていないことになります。

また、商品の問い合わせ先の表示をしていなければ、中国商品を輸入した商社を経て、どこで何を、誰が品質の検品チェックをしていたのか、誰がクレーム処理をするのか全く判りません。結果的に、お客様の質問は、全て行き先がなく、誰も責任をもって答えられず、とても誠実な対応ができるとは思えません。
らかんかこうぼうの場合
全て自社で品質内容の最終チェック及び検品、発送を完全管理しています。もちろん、自社工場ですので、固有製造者記号は表示しておりません。また、商品には私共の連絡先が明示してあります。全国どこでご購入頂いても、お客様からのご質問は全て私共で細かくご対応しております。お客様の口に入る商品です。素朴な質問はあって当然です。お客様がふと気になった時にすぐにご相談、対応できる事こそ、信用の原点と思っています。

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